平成27年度の岡山県の交通事故件数は、59,159件でした。死者数は87人、人口10万人当たりの死者数は4.5人となり、全国ワースト18位です。
また、人身事故件数は10,627件、人口10万人当たりの件数は552.3件となり、全国ワースト9位という状況です。
それぞれの件数は前年に比べると、交通事故件数は-307件、死者数は-3件、人身事故件数は-1,644件と、件数の推移としては減少傾向にあります。
しかしまだまだワースト上位であり、全国的には交通事故の多い県であることに変わりありません。
岡山県交通安全協会によると、交通事故原因のトップはスピードの出し過ぎということです。
中でも死亡事故の約62%は、スピードを出し過ぎての自爆事故となっています。
安全速度の厳守が何より大事ですが、岡山県ではこれに対する取組みとして、平成24年12月1日~平成25年3月31日までの間、スピードダウン県民運動を行ってきました。
また、夜間の高齢歩行者事故対策の一環として、平成28年4月1日からライトアッププロジェクトがスタートしています。
車両の夕暮れ時からの早めの点灯、自転車のライト点灯、歩行者の夜光反射材の着用などを推進し、夜間対策を行うことで事故の防止を図っています。
同じく平成28年4月1日から、ストップ飲酒運転県民運動もスタートしています。
未だに後を絶たない飲酒運転、飲酒運転の危険性・悪質性を県民に認識してもらい、家庭、職場、地域から飲酒運転を根絶することを目的としています。
これらの交通安全への取組みは今後も続けられ、交通事故防止はもちろんのこと、県民の交通安全意識を高める役割も担うことでしょう。