栃木県の交通事故は、平成28年7月31日現在では発生件数3,101件となっており、平成27年の同時期と比べて、508件の減少となっています。
事故件数は減少をしているものの死者数においては人口10万人あたり2.37人となり、ここでの数字は全国ワースト16位となっています。
件数の推移としては、過去3年間のデータを見た場合、平成25年では7,437件、平成26年では6,413件、平成27年では6,327件と、徐々に減少をしています。
栃木県における交通安全への取組みとしては、県くらし安全課によって行事予定が発表されており、平成28年においては、重点目標として、子供や高齢者の交通事故防止、飲酒運転等による悪質・危険運転の根絶、安全な交通環境の整備を掲げています。
具体的な運動としては、重点的に取り組む運動として、子供や高齢者に優しい3S運動、高齢者交通事故防止運動、自転車安全利用促進運動、交通事故ゼロ宣言運動、前照灯の早めの点灯と上向き切り替え運動があります。
法令の遵守を促進する運動としては、飲酒運転根絶運動、シートベルト・チャイルドシート着用運動、スピードダウン運動があり、他に、年3回行われる、交通安全県民総ぐるみ運動があります。
また、県民運動強化日として、毎月3日、8日、25日に交通安全への取組みを行っており、栃木県や各種団体、事業所などと一体となった啓発活動を進めています。
栃木県では、それぞれの運動においてはポスターやチラシを作製し交通安全への啓発を行っていますが、交通安全教育用ビデオの無料貸出しにも対応をしており、県民の安全意識の向上に努めています。