滋賀県に於いて２６年・２７年の交通事故による事故件数は減少傾向に有りますが、死亡事故の件数だけを見てみますと増えています。
過去１０年間の死亡事故の件数の推移を見てみますと減少傾向には有りますが、死亡事故件数が増えている年も有り残念ながらまだまだ交通事故による死者数は高い状況にあります。
また最近の交通事故の特徴として高齢者の事故件数が全体の年齢層から見ても死亡事故件数を含めて非常に高い割合になっています。
特に高齢者（６５歳以上）の死亡者数は全年齢層の５０％以上になります。
そして自転車乗車中の死亡事故も高齢者の割合が増加傾向にあると言えます。
滋賀県の事故件数を減少させる為の滋賀県の交通安全への取組みとしましては、平成２８年度滋賀県交通安全県民総ぐるみ運動を展開し県民全体一丸となって「交通事故の無い滋賀」を実現を最終目標として啓発活動を実施しています。
また県民の法令の遵守及び交通マナーの向上の為に「近江路交通マナーアップ運動』を展開し、自転車利用者の交通マナー及び法令遵守向上のための啓発活動や死亡事故に直結する非常に危険な飲酒運転の根絶に向けた「飲酒運転をしない・させない・許さない」の三無い運動による交通安全に対する県民意識の向上及び環境づくりに向けた啓発活動を積極的に推進しています。
県内の交通事故撲滅にむけた交通安全への取組みを関係団体と連携し協力しながら多角的に推し進めています。
滋賀県の交通安全の取り組みも大切ですが、やはり交通事故件数を大幅に減少させるには県民一人一人の交通マナーや交通安全に対する強い意識を持つ事が何よりも大切だと思われます。