神奈川県は人口900万人を超え、東京都に次ぐ人口の多い県となっています。
人口が多い分交通事故を起こしたり、交通事故に遭ってしまうケースが非常に多いのが特徴です。
例えば平成23年の事故件数は、38800件で、負傷者数46226人、死者数180人です。
平成27年の事故件数は、28313件で、負傷者数33773人、死者数178人です。
このように件数の推移を分析すると、事故件数そのものは1万件ほど、負傷者も1万人以上減少しているものの、肝心の死者数は横ばいとなっているのです。
これに対し神奈川県県警では、さらなる交通事故の減少を目指して様々な交通安全への取組みを行っています。
平成28年に交通事故防止総合対策として、次の4つの対策を強化しているのです。
まず「高齢者と子供の事故防止対策」として、高齢者の特性をふまえた参加・体験・実践型の交通安全教育を行います。
また幼稚園・保育所・小学館などと連携した交通安全教育を行います。
次に「二輪車事故防止対策」として、交通指導取締りを強化するとともに交通安全の推進を行います。
次に「自転車事故防止対策」として、自転車の通行環境の確立を目指し、自転車利用者に対するルールの周知と安全教育の推進を行い、指導取締りを強化しています。
最後に「飲酒運転等根絶対策」として、飲酒運転周辺者三罪(酒類提供・車両提供及び要求・依頼同乗)などの飲酒関連事故の徹底した捜査により、飲酒運転の根絶に取組んでいます。