長野県の交通事故に関しては、昭和21年から平成27年までのデータが公表されており、平成27年における事故件数としては前年と比べ419件減少し、8,867件となっています。
件数の推移に関しては、平成17年以降11年連続で減少をしており、29年振りに10,000件を下回った数字となっています。
長野県における交通安全への取組みに関しては、例年、策定された交通安全運動推進計画に基づいて行われており、基本方針としては、交通ルールの遵守、交通マナーの実践、交通安全意識の向上が掲げられています。
平成28年度においては、重要事項として、高齢者の交通事故防止、夕暮れ時と夜間の交通事故防止、飲酒運転等の根絶、全ての座席のシートベルト・チャイルドシートの正しい着用の徹底、通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底、自転車の安全利用の推進の6つを目的として活動が行われます。
活動の内容としては、まず、季別の運動として、春・秋の全国交通安全運動、夏の交通安全やまびこ運動があり、それぞれ10日間にわたって開催されます。
また、年末の交通安全運動は12月1日から31日までの、31日間にわたって開催される内容となっています。取組みでは短期間に行われる啓発日も設けられており、毎月5日と20日に行われる交通安全の日、毎月4日、14日、24日に行われるシートベルト・チャイルドシート啓発の日、8月19日となっている二輪車交通安全の日が設けられています。
それぞれの運動は、主体別によっても重点実施内容が定められており、歩行者を含め、運転者、家庭、地域、職場を対象として、交通安全への啓発活動が行われます。