もしも家族が交通事故に被害者として巻き込まれてしまった場合は加害者に対して色々な請求をすることができるようになっているのですが、
その中で被害者である家族が死亡してしまった場合には残された遺族は何をすればいいのかと思われる方も少なくないかと思います。
突然の事に悲しみに暮れてしまうという人も多いのですが、現実問題としては被害者が死亡してしまった時点で遺族と加害者との間には法的な問題が発生しているのでそれらを対処する必要があります。
損害賠償請求
その中でも最も重要となる手続きが慰謝料などの損害賠償請求であり、これは被害者である家族が死亡してから３年以内であれば加害者側に請求する事が認められています。
これは遺族に認められている唯一の権利となっており、放棄する事も可能ではあるのですが、
受け取ることによって加害者の罪を世間に認めさせることが可能となっているので出来る限り手続きをしておくことが望ましいとされています。
その他の手続き
では慰謝料などの損害賠償請求以外に交通事故で死亡してしまった場合に遺族がやる事は何があるのかというと、
損害賠償を請求する以外の手続きはほとんど通常の死亡時に行われるものと同じとなっています。
なので通夜と葬儀などの手続きを行いながら生活関連の停止手続き、年金や口座の凍結や解約のほかにも非常に多種多様な手続きや請求があります。
その上で場合によっては損害賠償請求に関するトラブルが起きる事も考えられるので、
万が一に備えて「やることリスト」を作成しておくとスムーズに対処することが出来るようになっています。
またやることリストの中でも優先順位を付けておく事によってまず最優先に何をすればいいのかを把握する事ができるようになっているので、
実際に作成しないまでもどのように動けばいいのかという点はメモしておく必要があります。